配当の総合課税
以前は売却益(キャピタルゲイン)がメインでしたが、最近は配当株(インカムゲイン)を中心にしているので、売却益は特定口座の分離課税で済ませて、配当は総合課税で申告して節税をするつもりでした。*1
そこで、それに合わせて所得税分だけは納税額が増えるから、ふるさと納税で使える枠も増えるなと気づいて枠を計算していたところ、2.4万円ぐらい増やせる計算になったのですが、致命的な間違いに気づきました。
所得合計が900万円以下の場合に総合課税が有利
年収500万円前後で配当が数十万円で合計が695万円以下になる人なら、ほぼ無条件で総合課税で申告して、住民税非課税で申告することで節税できます。そのため、あみどの場合は無職になったら総合課税で節税しようと考えていました。
総合課税で申告するかのボーダーラインは900万円で、それを上回ると分離課税の方が有利になります。
厳密にいうと900万円だと総合課税は20.683%なので、分離課税20.315%の方が安いので総合課税で申告するメリットは薄くなりますが、総合課税で申告した場合は所得税分だけふるさと納税の枠も広がります。(住民税は対象外なので注意)
所得税率と配当控除
課税所得金額 | 税率 | 配当控除 | 実質税率 | 分離課税時 |
195万円以下 | 5% | 10% | 0% | 15% |
330万円以下 | 10.210% | 10% | 0% | 15% |
695万円以下 | 20.420% | 10% | 10.420% | 15% |
900万円以下 | 23.483% | 10% | 13.483% | 15% |
1000万円以下 | 33.693% | 10% | 23.693% | 15% |
1800万円以下 | 33.693% | 5% | 28.693% | 15% |
4000万円以下 | 40.840% | 5% | 35.840% | 15% |
4000万円超 | 45.945% | 5% | 40.945% | 15% |
税率には復興特別所得税2.1%を含めています。分離課税の場合は15%の2.1%で0.315%になります。
住民税率と配当控除
課税所得金額 | 税率 | 配当控除 | 実質税率 | 分離課税時 |
1000万円以下 | 10% | 2.80% | 7.20% | 5% |
1000万円超 | 10% | 1.40% | 8.60% | 5% |
あみどの2022年の所得合計
あみどの場合、今年は配当額が現時点でも270万円に増えているので*2、このまま仕事をやめなければ総合課税のほうが有利な900万円以下という枠を下回ることができなくなりそうな事に気づきました。
900万円を超えると所得税率が一気に10%上がるので、これなら分離課税のほうがよさそうだけど、12月の賞与額が決まらない限り判別ができないことになります。
今年で「住民税を申告しない」が使えなくなるのでちょっと損した気分。
何よりふるさと納税で増えるつもりだった枠がギリギリまで使えるのか判断できないのがデメリットです。
配当額はまだ積み増す可能性もあるので、年末は急いで計算してふるさと納税も決めたいと思います。
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