今月はなかなか酷い状態でしたが、為替以外は結局何もないような感じですが、ドル建て$100万(ミリオネア)はさらに遠くなりました。
配当
先月同様に一部銘柄での増配と、NF日経高配当50<1489>を少しだけ買い増して¥23,512増額となりました。手持ちでは伊藤忠の増配を反映した金額となっています。決算がGW前後で出てきますので、各社で増配が期待されるところです。
ソフトバンク<9434>が10分割と、Papayポイント付与が発表となりましたが、正直微妙です。ふつうに増配してくれた方がどれほど良いか。
資産総額
先月比で-¥474,490と4カ月ぶりのマイナスになりました。イスラエル、イランの情勢不安等から一時‐500万円まで下げていましたが、円安もあって株価は戻した形です。
決算含みで商社が大きく伸びてきましたが、手持ちの比率が低いためあまり恩恵を受けられていません。
また、先月も書いていますがNTT株の株価はさらにぱっとせず170円まで下落しています。
成長投資枠に楽天オルカンを積み出していますので、入金があってもマイナスの結果でした。特に何も無ければ5月以降も成長投資枠には楽天オルカンを積み増していきます。
ドル円160円
ドル円はまさかの160円突破から一気に介入で5円高からまた円安方向ともう意味が分かりません。
例え介入があったとしても、円が安い状態が変わりませんので円安方向に進むという傾向に変わりはないでしょう。
5/1晩のFOMCでまた変化があるかもしれませんが、利上げ見送りの方向だと円安は止まらないでしょう。
ソフトバンク<9434>の今後の懸念
保有比率4位のソフトバンク<9434>の今後のLINEの収益について、どういった扱いになるのか、このまま株を保有していても大丈夫なのかが正直微妙なところです。
これまでずっとのらりくらりとごまかしていましたが、ついに総務省から2度目の行政指導を受けて、さすがに何らかの対応が必要になってきた雰囲気があります。もともとは日本支部で開発されたと言っても、現在はLINEのインフラおよび基幹の開発運営管理は韓国で実施しており、日本法人が主体的にできることはほとんどありません。*1
韓国ネイバー社からしたらLINEを手放す理由が無いため、アメリカのTikTok禁止法みたいな感じでLINE禁止法で日本に強制売却させるか、政府自治体でのLINE利用禁止及び、入札要件でLINE不使用を条件にするとかしない限り無理でしょうが、日本でそれができるとは思えません。*2
また、ソフトバンクとしてはネイバーが持つ検索、言語処理、AI技術などは今後のサービス拡大には欠かせないため切り離すというのはかなり厳しいです。
仮に現状の日本だけのLINE製品をネイバーから買い取ったところで、その後のサービス開発がどうにもならなくなります。
しかし、検索エンジンをあきらめてGoogle頼りにした結果、何も言えず7年間収益を奪われ続けても何もできなかった点を見ても、自前でコントロールできない状態に甘んじてしまうのは大変危険な事です。
有名人の画像を使った詐欺で評判のFacebookの詐欺対策が進まない場合、サービスプロバイダにも強い制限を求めるプロバイダ責任法の改正に進む可能性があり、これにTicTokやLINEも影響されます。
制限が強くなった場合、サービスプロバイダはコストが増大します。Facebookは大して売り上げのない日本市場は切り捨てて撤退というのもありえなくはないですが、LINEはそうはいきません。
ソフトバンクはそれらのコストを積んだうえで収益を出せるのかが今後の課題でしょうか。