携帯販売大手のコネクシオがTOBでノジマの子会社になることになりました。
TOB価格と期間
TOB価格は1911円。期間は来年の2023年2月9日との事。
現在伊藤忠が60%を保有しており、友好的TOBのため基本的に成立します。TOBに応じない少数株主はスクイーズアウトで強制買上を経て上場廃止になります。
TOB発表時の株価は1201円のため、2018年前後に買った人以外はほとんど利益になります。配当も含めれば損した人はいないんじゃないでしょうか。
TOBにどう対処するか
期間もそんなにないのですぐに売るか、TOBに応じるかのどちらかになります。基本的に市場価格がTOB価格を超えることはないため、TOBに応じるのが一番高く買い取ってもらえます。
ただし、TOBに応じる場合、指定の証券口座(今回はみずほ証券)を開設して保有株を移動する必要があり、手続きは結構面倒なうえ、現金化に時間がかかる場合があります。
TOBに応じず、スクイーズアウトで強制決済にした場合、さらに現金化が遅れますので、そのまま放置して回収されるのを待つのはあんまりお勧めしません。
いろいろ手間を考慮するのならTOB価格に近い金額で市場で売却するのが一番楽だと思います。
コネクシオ・ノジマの将来
メインは携帯電話の販売会社事業で、10年以上前からそれほど大きく事業体系は変わっていません。当時は本社は恵比寿にありましたが、今確認したら神谷町に移動してるんですね。ドコモ、AU、ソフトバンクで担当が分かれていたりしましたが今でもそうなんでしょうか。
ノジマは@Niftyも買い取っており、通信系の販売でさらに強みを見せることができるようになるのかもしれません。正直ノジマはヤマダ、ビッグ、ヨドバシの3大家電量販店と比べると関東ローカルのマイナー枠でしかありませんが、最近は割と事業拡大が進んで存在感が出てきた感じがあります。
ノジマが今後伸びると思うなら親会社になるノジマの株を買うのも選択肢の一つです。
ただし配当はそんなに良くないので、高配当投資にはあんまり向いているとは言いづらいかと思います。